わたしのお姉さまの話。#わたしなりの居場所論
かれこれ出会って3年ほど経っているのに、今でも繋がっている大切な私のお姉さまの話をします。
心のお姉さま
私には、大切なお姉さまが3人います。
家族ではありません、血は繋がっていません。
でも家族とはまた違った意味合いで、強い絆が存在していると思ってます。
友達やプロジェクトメンバー、なんていう軽い言葉では関係性が言い表せず、
共に生きていく仲間のようなそんな人たちです。
そんなお姉さまと出会ったのは、3年ほど前に行われていた「不登校オフ会」という不登校生と元不登校生の居場所イベントのような場所でした。
同じ境遇を持った仲間がいること、話が通じる人がいることに、私はちょっとした安心感を覚えました。
でもきっとそれだけだったら、私はお姉さまとここまでの関係性にはなっていなかったはずです。
だって、この「不登校オフ会」に参加しただけで、大切な人ができるのなら、
この「不登校オフ会」に参加した人全てが大切な人になっているはずだから。
なので考えました。どうしてお姉さまが大切だと思えるのか。
私の中で生まれた理由は3つでした。
1つめは、目標に向かって頑張ってきた仲間だから。
昔は不登校や生きづらさを持った人のための居場所づくりをやっていました。イベントを作ったり、発信したり。
何気ないことかもしれませんが、同じ目標に向かって頑張った過程があることで、大切だとかんじるようになったのだと思います。
2つめは、唯一私をさらけ出せて、受け止めてくれた人間だから。
私はこれまで感情を表に出すのが苦手で、ずっとニコニコしている人間でした。
私をさらけ出せるのは文章の中だけと思っていたけど、そんな私ごと受け止めてくれたのがお姉さまでした。
嫌いな私のこと、つまらない私のこと、受け止めてくれました。
普通なら邪険にされる内容でも「話してくれてありがとう」と言ってくれる…。
それは彼女たちが人の痛みを知っているからだと思うのです。
3つめは、私の良さを見つけてくれた人間だから。
彼女たちと出逢う前、私は何の取り柄もない最低な人間だと思ってました。
学校にも行けない、人も信用できない、協調性の欠けらもない人間で、だから最低だと。
だから、誰よりも努力をしなきゃいけないし、真っ当に生きなきゃいけないと。(今もそう思ってるけど)
何も無いと思っていた私に、
「言葉の力がある」「感受性豊かだよ」
そう教えてくれたのが彼女たちでした。
「こういうところが好きだよ」
と言ってくれたのが彼女たちでした。
私は、これからの人生を生きていくために必要なステップへ、お姉さまたちに連れて行ってもらいました。
だから、いくら時が流れても大切な人。
そんな彼女たちと出会えた居場所イベントは、私の人生をも変えてくれました。
まぁ、そういうわけで。
どうしてお姉さまの話を持ち出したかというと、何故、居場所と称したイベントが重要なのかって話をしたかったから。
ここからが本題です。
居場所イベントのある意味
私も昔やっていたのですが、居場所イベントというのは、社会一般的に見ると理解し難いものだと思います。
不登校同士で集まって何になるの?
傷の舐め合いばかりでどうなるの?
そうなるのも当たり前だと思います。
一見そう見えても仕方がないのですが、イベントの最中ではなく、イベントが終わったあとを見ることが大事だと思ってます。
何故かと言うと、居場所イベントの終着点は、イベントが終わってからの参加者の心境の変化にあるからです。
不登校生が不登校というキーワードに敏感になるのは、不登校である現状に不安や恐怖を抱いているからです。
そんな段階で、学校やフリースクールに通うことをすすめたり、不登校生向けの学習プログラムに参加させようとしても、難しいです。
だから居場所イベントで、不登校という共通点を持った仲間がいることを知り、共感をし合うことで、不安や恐怖を薄れさせることができるのです。
また、イベントを通じ色んな仲間と知り合うことで、私のお姉さまのような信頼できる人と出会える可能性も増えていきます。
不安や恐怖を軽減してから、はじめて前向きなアクションで動き出せるのだと思います。
これが居場所イベントの意味だと考えます。
だから、居場所イベントが終わったあと、
外に出られるようになりました!
進学に向けて塾に通い始めました!
イベントで出会った子とディズニー行ったよ!
そんな前向きに行動している姿を見られたら、それこそ居場所イベントを開催してよかったなと思うわけです。
最後に。
どんなことでも、段階を踏んで長い目で取り組むことが重要です。
例え、不登校支援であったり、自殺対策であったとしても。
そもそも、不登校になってドン底になったり、希死念慮バシバシになったりしてから、支援するようじゃ遅いと思うんです。
だから、段階を踏んで支援活動に取り組めない。
その場でアクシデントが起こり、いざ支援!という前にそもそもアクシデントが起きない予防を徹底すべきです。
だからちょっと生きづらいなぁと思うタイミングで、居場所イベントや知識をインプットすることが大切だと感じます( ・8・ )
なので、居場所イベントがさらに増えて、色んな場所で開催されるといいなぁと思いました!
それではおやすみなさい🦦🦦🦦