弱虫でしかない。
今日はさくっと。
私は周りの人が思うほど、面白い人間でも、優しい人間でも、変な人間でもないです。
お腹の中は真っ黒いものがフツフツとしているだろうし、シンプルに根暗だし、でもそういう奴って実際社会に巨万と居るものなんだろうなと。
私は普通の人間で、何者にもなれなくて、性格の悪い弱虫でしかない。多分きっと。
変わっていくのは周りの環境ばかりで、そのギャップに追いつけていない弱虫の心は黒々とした何かに飲まれていくんだなぁ。
そんな風に思った、ハニーミルクラテを飲んだお昼。(病院帰りなんす。)
結局のところ、同族嫌悪。
逃げまくって、何も見えてないフリをして、可哀想なフリをして、上の存在、優しくしてくれる存在に甘やかされていたいがために甘え倒した時代とカブる。
だから、嫌なんだ。
自らを正義と見立てて、正義の鉄拳を振りかざす真似なんか大嫌いなのに、そうしてしまう私も嫌だ。
正義のヒーローになんかなれないんだよ、今更。ただの弱虫なんだから。
1年前、
「私なんか嫌われてもいいから、曲がってしまった軸を真っ直ぐにしたい。」
そんな風に思っていた事を思い出した。馬鹿馬鹿しい。
でも、曲がっていたのも、歪みきっていたのも私だ。
そんなに、人間できてない。美しくない。真っ当な人間じゃない。
でも、社会に生きてるみんながみんな、真っ当な美しい人間に見えてそうじゃないかもしれないし、脆いのかもしれない。
真っ直ぐな人間なんていないからこそ、一人じゃなくて、お互いに曲がっている同士をフィットさせて、お互いの歪みを補うように支えているんじゃないかなって。
私はそれを知らなかった、独りよがりの弱虫だから。
支えられることも、支えてあげることも知らないで、協力し合う心も分からないで。
曲がっていること、歪んでいることを「ダメ」だと決めつけていたことこそ、悪だと思う。
私は未熟者。ミノを探す弱虫。ミノを見つけていきがってる弱虫。
そんな事、昔から分かりきってることじゃん。
どれだけミノの種類が増えても、ミノがオシャレになっても、中身の弱虫は弱虫のままでしかない。
いつもだけど、ずっと変わらないけど、弱虫は弱虫なりに足掻くんだ。
カッコ悪いとか言ってられない。どうせ正義のヒーローにはなれない。きっとヒールにすらなれない。モブでいい。
私は、弱虫だ。昔から変わることはなくずーっと弱虫だ。
でも、立ち上がれる場所から追い出されない限りは足掻き倒そうと思う。
大切なものをくれた大事な場所を守りたい。
大切なことを教えてくれた居場所を守りたい。
弱虫はミノがないと足掻くことも、前に進むこともできない。
でも、守りたいものがあれば立ち上がって、足掻くことだけはできる。
逃げたいなら逃げたらいい。立ち向かいたければ立ち向かえばいい。
でも、立ち上がれない場所から追い出したりしない。
動かない限り、何も起こらない。進むこともない。
何も言わずに何も動かずに消え去ろうとするのは、私と同じ弱虫だ、私と同じ卑怯者だ。
私は弱虫だから、声を聞かなきゃ力になれない。どうすることもできない。
立ち上がれる場所があるなら、前向きでも後ろ向きでも進もう。
私は足掻きながら、這いつくばって、進むことにした。
大切なものを守っていくために、もっともっと上に有る目指すものに向けて。
時間を止めないで、私たちが生きた証も何もかも残さないようにしないで、消さないで。